9月1日【ポツンと一軒家】石川県にポツンと佇む家に住むのはワガタボン職人の森口信一さん、先祖を守る刀袮平務さん

9/1に放送された【ポツンと一軒家】をまとめた記事です。

MC:所ジョージ・林修
ゲスト:西田敏行・伊原六花

衛星写真で発見!
何でこんなところに!?
という場所にポツンとある一軒家を調査します。
今夜は石川県で発見スペシャル!!

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石川県のポツンと一軒家

石川県の山奥の孤立した一軒家。
こんな感じのところです。

一体どんな家なんでしょうか?

スタジオの予想

・孤高の老人が隠居生活
・若者向けの宿泊施設
・九谷焼の窯元

街に聞き込み調査をしていると、町内会長が情報をくれたので、早速捜索再開です!
車で進みますが、車二台通れないような細い一本道を進み、木々が倒れて今にも道に落ちてきそうです。
冬に降った雪の影響で崖が緩んで気が倒れていますね。

そしてついに到着!!

山奥に住むのは、ワガタボンを作る職人「森口信一」さん

家に到着すると、車が何台も止まっています。
スタッフが「ポツンと一軒家で来ました」というと
「来ちゃったか」という反応の森口さん。
番組が来るのを予測していたかのような反応でした。

森口信一(もりぐちしんいち)さんは京都出身の67歳。
石川県独特の伝統芸能である我谷盆(ワガタボン)を作るためにこの家にこもり、30人を超える塾生に教えているんだそうです。

我谷村で作られたワガタボン

元々は我谷村というところで、板屋根職人が作っていたのがワガタボン。
ワガタボンとは、特殊な形をした「オボン」のことです。

しかし、時代の流れとともにダムの底に街が沈んでしまったそう。
なのでワガタボンを作れる職人が今ではほとんどいないそうです。

その数少ないワガタボン作りの職人さんが森口さん。
ワガタボンは伝説の伝統芸能と言われているそうです。

なぜ森口さんはワガタボンを作り始めた?

生まれは北海道、育ちは愛媛、そのあと大阪に移り住み、30歳で京都に工房を開き独立。
日本全国転々と移り住んでいました。

当時、漆塗り職人として生計を立てていたそうですが、知人が森口さんの作品をみて
「ワガタボンに似ている」と言われたのが、ワガタボンを知るきっかけになったそうです。

そして興味を持ちワガタボンを調べたところ、どっぷりハマってしまいワガタボン作りの職人になったんだそう。

森口さんはワガタボンを作り始めた当時、どうやって作ればいいか教わったわけはなく、既存のものを分析して自分なりに試行錯誤をしながら極めていったんだそうです。
今では月間40枚ほどのオボンを作成し、個展を開いたりしながら伝統を後世に継承していく活動をしているそうです。

ワガタボン職人、森口さんの今後の展望

過去に大きな病気をした森口さん。
明日が必ずあるという保証がないのは森口さんが1番知っている。
そんな病気の再発を恐れず、ワガタボン作りの技術を後世に残していくことが今の自分の使命として取り組んでいるそうです。

 

石川県能登半島にあるポツンと一軒家

次も石川県。
こんな感じのところです。

一体どんな家なんでしょうか?

スタジオの予想

・地元住人が集まる施設
・珠洲焼の工房

街で聞き込みをすると、実はこの一軒家神社なので人は住んでないとのこと。
本当なのか?
実際無人の神社なのか確認するために神社に向かうことに!!
またも一本道。しかも砂利道。
急勾配なせいで車が空転。
なかなかの険しい道のりですが進んでいくと屋根が見えてきました!
これが神社なのでしょうか?
小さな建物と、大きな建物が2つ並んでいます。
民家のような建物・・人も住んでいそう・・
訪問してみると人がいました!!

家主は「刀袮平務さん」63歳

この2つの建物、神社ではありませんでした。
しかし、住人はいました。
住んでいたのは刀袮平務(とねひらつとむ)さん63歳。
自宅の屋根にスピーカーを装備しているようです。
なぜかというと、家から離れて作業をしている時も大音量で音楽が聴けるからです。
大好きな演歌で毎日家事をこなしているんだとか。

80年前に両親が森を開拓して、米農家として移り住んだそうです。
しかし家は継がず、30歳で瓦葺き職人をやっており、50歳の時に両親の介護をするため実家に戻ったそうです。
しかし、その3年後に両親が他界。
その後も1人でこの土地に住んでいるそうです。

買い物は自転車で山を一気に下り切る

自転車の荷台には自作の買い物かご。
ライトは3つ付いていて、反射板がたくさん付いた、なんとも派手な安全自転車。
山道の獣対策はバッチリですね!!

最寄りのスーパーは約4km先。
砂利道をブレーキかけながら下り、整地になったら一気にグーーーンと下ります。
家を出てから麓までペダルを漕ぐことなくおりました。
そしてスーパーに到着。
週に2回くらいしか来れないそうなので1度の買い物で大量にまとめ買い!!

買い物が住んで帰るわけですが、、
帰りは上り坂!!
この急勾配はさすがに漕いで登ることはできず、歩きながら自転車を押します。
行きは店まで30分ですが、帰りは2時間を超えるそう。
買い物に2時間半、、考えられませんね。

山奥から離れない理由はお墓を守るため

こんな不便な山奥から刀袮平さんが降りない理由。
それは、両親が入っているお墓を守るためでした。
我が故郷、先祖が創ってくれたこの故郷を守りたい、離れたくないというのが刀袮平さんがこの地に住み続ける理由なんだそうです。
定期的にお墓の掃除をしたり、雑草を刈ったりと、先祖が大事にした土地をこれからも守り続けるのが刀袮平さんの宿命なんだそうです。
なんだか切ないような、いい話のような感じですね。
いつまでも元気に頑張ってほしいです。

 

 

今日はここまで!!

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