再ブーム到来!!  タピオカが人気を集める秘密!!

今、若者の女性達から大注目を集めているのがタピオカ!!

ミルクティーの中にタピオカをたっぷり入れたタピオカミルクティーを片手に写真を撮ってInstagramに投稿する。

これがすごい流行になっている気がします。

都内を中心にタピオカ専門店がガンガンオープンしていますし、常に行列を作っているのを多くの街で見かけます。
私自身タピオカが何なのか、何で人気なのかさっぱりわかりませんでした。

昔、1980年代にタピオカブームを迎え、今新たに再ブームを迎えたタピオカについて紹介していきたいと思います

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タピオカってそもそも何?

キャッサバという南米原産の芋

タピオカの原料になっているのはキャッサバという芋の一種です。

南米で主に栽培されており、気候や土壌の条件があまり良くなくても育つ事から大量栽培が可能な芋です。
この芋の根茎部分のデンプンを固めたものをタピオカと呼び、610mmほどの球状にして乾燥させるタピオカパールと呼ばれるものが主流です。
日本ではタピオカパールをタピオカと呼び、親しまれています。

なのでみんなが食べているのはデンプンなんですね。笑

キャッサバは実は有毒!?

キャッサバにはシアン化合物という有毒な成分が含まれており、加工することで除去しないと輸入ができなくなっているため日本のスーパーではなかなか実物を見る事はありません。

「苦味種」「甘味種」の2種類があり、「苦味種」はシアン化合物が多く含まれるので、天日干し、加熱、発酵をして毒抜きを行います。

「甘味種」関しては根菜として煮物とかで食べたり、蒸したり茹でたり揚げたりするそうです。

タピオカはこのキャッサバを無毒化して抽出されたデンプンを固めたものです。

モチモチした柔らかい食感

小学校の給食でたまにでたフルーツ白玉の白玉!!

これが結構わかりやすいかなと思うんですが、粘り気のあるモチッとした食感で大きさはパチンコ玉ほどの小さなものが主流です。

少し甘くてドリンクやスイーツとコラボレーションしてよく食べられますね。

タピオカの成分

タピオカはミネラルを多く含む食べ物です。
どういった栄養素が含まれるかご紹介します。

カリウム

100g48g含まれており、むくみ防止の成分になります。
また夏はカリウム不足になりやすく夏バテしやすいので、夏に意識的に摂取するのがいいかもしれません。

カルシウム

100g28g含まれており、丈夫な骨や歯を作るとともにイライラ抑制につながる成分です。

マグネシウム

100g5gほど含まれており、カルシウムと似た成分。
主に骨を作るための成分です。

リン

100g6g含まれており、骨や骨格形成に必要とされる栄養素です。
摂りすぎには注意ですが、タピオカに含まれる量であれば全く問題ないでしょう。

タピオカ発祥の地

タピオカ発祥の地は台湾

日本全国どこでも見かけるようになったタピオカですが、実はタピオカ発祥の地は台湾と言われています。
昔から食べていたタピオカをミルクティーに浮かべたのが、今流行りのタピオカミルクティーの始まり。
しかしタピオカの語源はブラジルの先住民の言葉で「デンプン」いう意味だそうです。
キャッサバの根もとのデンプンというのがそのまま意味として名づけられたんです。
実はブラジルが元祖だったりするかもしれませんね!

そして1983年に、台中にある「春水堂」というタピオカのパイオニア的お店のオーナー「劉」さんが、西洋風な飲み物を開発したいと思いできたのがタピオカミルクティーの1号店となっています
さとうきび・氷・紅茶をシェイクすると香り高いミルクティーが出来上がり、そこに台湾ではポピュラーな食べ物になっていたタピオカを入れたことで爆発的人気となり世界中に広がりました。
今ではタピオカミルクティーは台湾の国民的飲み物になっています

春水堂HP
https://www.chunshuitang.jp/

春水堂が日本に店舗をかまえたのは2013年7月27日で、代官山にオープンしました。

春水堂 代官山店
https://www.chunshuitang.jp/news/post_shoplist/%E4%BB%A3%E5%AE%98%E5%B1%B1%E5%BA%97

日本初上陸はPearl Lady(パールレディ)

台湾でタピオカがブームになってから20年。
2003年に台湾出身の江野俊銘さんがオープンさせた「Pearl Lady(パールレディ)」が日本のタピオカ専門店の1号店となりました。
新宿店が1号店で、今は20店舗以上のお店が展開されています。
特徴は値段が安い!!
チョコが入ったチョコタピも有名で初心者には試しやすいお店ですね!

Pearl Lady(パールレディ)
http://www.pearllady.jp/menu.html

今となってはいろんな企業が参戦してきていますし、タピオカ屋のオープンばかり。
ミルクティーに限らずいろんな飲み物にタピオカを入れるようになってきましたし、人気のフレーバーがたくさん登場しています。
有名店については後ほどお話していこうと思います。

タピオカを求めて行列を作る理由

おやつ感覚で飲めて意外とお腹にたまる

タピオカティーの原料となっているのは言うまでもなくタピオカとお茶です。
一般的にタピオカは、タピオカ粉と黒糖でできているものです。
つまり、「黒糖とお茶」の組み合わせになるので日本人好みの味とも言えます。
和菓子感覚でおやつとして飲む人も少なくはありません。
だから日中のお買い物や街中歩き回りながら飲むわけですね!

さらに、タピオカの原料となっているキャッサバは芋なので、デンプンが以外にも田舎に溜まり1杯飲んだだけで、なかなか満腹感を得られるのも手軽なご飯感覚で人気の秘訣かもしれません。

SNSの普及で10代女子の人気を独占!!

2017年の流行語にも選ばれている「インスタ映え」
これが1番の理由かもしれませんね!!

インスタグラムは写真写りが良いものを可愛く撮って友人にシェアしていく無料ツール。
可愛く映った自分と、自分を引き立てるアイテムとしてタピオカティーがベストな組み合わせってことなんでしょうね!

今まではスターバックス社のブランドである「フラペチーノ」がその役を担っていましたが
ここ最近はパッケージの可愛さやメニューの豊富さから、タピオカティーが絶大な支持を集めています。
プリクラが大流行した時代から、今は無料の携帯アプリで手軽に綺麗に撮れる時代。
そして何よりシェアすることが1番の楽しみのように感じます。

日本にある有名なタピオカ専門店

Gong cha(ゴンチャ)

会社が設立されたのは2006年で台湾に本社があります。
そして今や世界中に1400店舗以上あるゴンチャは2015年9月に日本に上陸しました!
日本第1号店となったのは表参道
だいたい海外からの流行ショップは表参道・原宿あたりに上陸しますね。
そこから人気に火がつき爆発的な勢いで店舗が増えています。

ゴンチャオフィシャルサイト
https://www.gongcha.co.jp/about/

ゴンチャは台湾ティーのブランドでミルクティー・フルーツティー・スムージーまで幅広く楽しめるお店で10〜20代の女性に絶大な人気を誇っています。
ゴンチャの人気の理由は自分の好きな飲み物に好きなトッピングができること!!
30種類を超えるドリンクに
甘さ・氷の量・トッピングを加えてこの好みの1杯を作り出せます
あなただけのお気に入りの1杯が見つかると良いですね!!

THE ALLEY(ジ アレイ)

台湾全土で20店舗以上に拡大している話題のティースタジオ「THE ALLEY LUJIAOXIANG」が2017年8月10日に表参道に日本第1号店としてオープンしました。
神戸に本社を構える株式会社ポトマックが台湾企業とパートナーシップを結び、流行の中心にもなる表参道に参入です。
関西初の店舗となったのは2018年12月1日に神戸・三宮にオープンしました。
三宮店は国内最大級の席数を誇る60席のカフェ仕様になります。

日本のオフィシャルサイト
http://www.the-alley.jp/

台湾のオフィシャルサイト
http://www.the-alley.tw/

お茶に恋をする、美しい生活

がコンセプトになっており、日常の中に溶け込み、生活の所々に様々な感動を届けたいという思いがあるそうです。
今や常に行列を作る人気店ばかりになっています。
自社で作っている特製フレッシュタピオカは香りもよく、噛んだ時のもちもち感が他にはない旨味を放つようです。

春水堂

1983年に台湾で創業され、タピオカ発祥のお店としても有名
本場台湾では国民から大人気で、台湾が誇るお茶専門のカフェです。
日本初上陸は2013年。

春水堂オフィシャルサイト
https://www.chunshuitang.jp/

日本1号店となった代官山店
https://www.chunshuitang.jp/news/post_shoplist/%E4%BB%A3%E5%AE%98%E5%B1%B1%E5%BA%97

従業員は春水堂が定める「お茶マイスター認定」という試験があり、合格者のみがお客様にお茶を提供する権利が与えられます
高品質なお茶を楽しんでもらいたいと言う企業の想いから始まった制度であり、技を習得した社員さんたちにより伝統の味が守られています。
品質や健康へのこだわりも強く、季節の食材をテーマにした期間限定ティーが定期的に販売されるなど、今尚変化を続ける老舗で日本でも絶大な人気っぷりです!

その他有名なお店

◾️CoCo都可(ココトカ)
世界に2000店舗以上ある知名度の高いタピオカスタンド。
日本初上陸は渋谷のセンター街。
若者が行列を作った事で瞬く間に有名に!!

◾️一芳(イーファン)
台湾のフルーツティースタンド。
2018年に日本に上陸し、フルーツたっぷりのフレーバーティーが大人気となっている。

◾️Chatime(チャタイム)
こちらも台湾生まれのタピオカティーブランド。
ボリュームある1杯が人気でコスパも非常によく、今後の拡大が期待されます。

タピオカ専門店ビジネスは儲かる!?

この空前絶後のタピオカブームに乗っかって専門店が至る所でオープンしていて出店ラッシュになっていますが、タピオカビジネスは儲かるのか。

これが儲かるんです!!
波に乗れればかなり激アツな仕事ですね!
1杯500円ほどのドリンクでなぜ利益が出るかお話します。

原価が激安

1杯400〜500円で購入できるタピオカミルクティーが一体原価はどれくらいなのか。
実は1杯50円もしないんです!!
驚きですね。

一般的な飲食店が提供する料理やお酒って平均で原価30%前後です。
鮮魚とかマグロは50%近いものもありますし、割引なんてしてしまったら本当に利益が出にくいビジネスなんです。
ではタピオカはどうでしょう。
1杯のドリンクを作るために必要な材料として

ミルク代・・30円
タピオカ・・5〜6円
茶葉・・・・2〜3円
容器代・・・10円以下

こんな感じになります。

今都内の人気店で1日にどのくらい売れているかというと、小さな個人店でも200〜300杯は軽々超えていくようです!
大きな店舗になれば1000杯を超えるところもいくらでもあるくらいです!
1日で15万円以上も稼げる可能性のある、夢のあるビジネスですね!!

家賃が全然かからない

タピオカ屋さんの最大のメリットは、テイクアウトで販売ができるという所です。

一般的な飲食店は、お客様が飲食をする席を用意しています。つまりそれだけの広さが必要であり、その分家賃が高くなるということです。
お客様が来ようが来なかろうが家賃はかかるので、お店にとっては1番削りたい費用だったりします。

テイクアウトは、商品を渡す窓口とドリンクを作るキッチンスペースがあれば成り立ってしまうものです。
なので家賃が最小限に抑えられますし、どんどんお客様に対応できるので1番リスクが少ない業態とも言えます。
資本金がそんなにない人でも手軽に着手しやすいとも言えますね。

人件費がかなりカットできる

テイクアウトで済むという事は人材が最小限で済むというメリットがあります。

家賃と同じように飲食店の負担になるものが人件費です。
特に今は人材不足も深刻な悩みとなっているので、人材確保にもかなりの資金と好条件が必要になり飲食店の利益を圧迫しているものです。

一般的な飲食店は、お店の広さによってホールスタッフ数名やキッチンスタッフ数名が必要になります。
来るか来ないかわからないお客様を迎えるためにたくさんの人件費をかけているのが現状なので頭を悩ませる部分なんです。

テイクアウトの場合、レジに1人とキッチンに2人ほどいれば小さなお店は回るんじゃないでしょうか?
つまり、人材もそれほど必要なく人件費も無駄にかけてしまう事がないのでこれまたリスクが少ないってことですね。

あなたがタピオカ屋さんのオーナーだったら!?

もし小さなお店でテイクアウト専門のタピオカティーのお店をオープンしたとしたら、1日でいくら利益が出るのでしょうか。
※あくまで全て例です

◾️朝の10時から夜の8時まで、10時間営業したとする
◾️2分に1杯売れて、1時間で30杯売れる
◾️1杯500円、10時間で300杯

【売上】
500円×300杯=¥150,000/日
¥150,000×30日=¥4,500,000/月

月に450万円の売上ですね!!
ではここから営業するにあたってかかる費用を引いていきましょう。

【支出】
◾️原価1杯50円×9000杯=¥450,000
◾️家賃¥200,000
◾️光熱費¥50,000
◾️人件費1日4人、時給1000円で8時間勤務
4人×8000円=¥32,000
¥32,000×30日=¥960,000
◾️宣伝広告費¥30,000

支出合計¥1,690,000

¥4,500,000¥1,690,000¥2,810,000/月

 

すごくないですか?

まぁこんなうまくは行かないでしょうけど、単純に相当な収入になります!!
夢のあるビジネスですね!!
もちろん初期投資なんかはありますがすぐ回収できそうな勢いです。
ブームが去らないうちに着手してみても面白いかもしれませんね。笑

まとめ

タピオカについて色々知っていただけたかと思います!!
いつの時代も流行りを作るのは10代の若い世代ですね!

私もこの前女子高生に紛れて行列に並んでみましたが、注文の仕方がわからず若干恥ずかしい思いをしました。
流行には敏感であり続けないといけませんね。笑

いつも都内を中心に流行りが作られますが今後は地方発信の話題の何かをピックアップしていけたらと思います。

 

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