11月21日のgoogleロゴが女性と地図を描いたものに変更されました。
一体どんな人物で、今日とどういう関係があるのでしょう?
調べてみました!
マリー・サープはアメリカを代表する地質科学者
1920.7.20にアメリカミシガン州でマリー・サープは生まれました。
米国の農務省で働いていた父親の影響で地図作成を幼少期に教わったことからこの功績に繋がっていくのです。
彼女の画期的な地図の作成により、地球全体の見方が変わったらしいです。
地図上にある土地はすでに研究が進んでおり、ある程度完成されたものでしたが、マリー・サープが目をつけたのは「海」の部分であり、まだ謎に包まれたままの海底に注目しました。
海の底にソナーを当て、跳ね返ってくるまでの時間をもとに海の深さを知り、データを頼りに海底地図を作成していくのです。
当時は女性差別がある中で、マリー・サープの仮説は同僚のブルースにことごとく却下されていくのですが、何度検証しても確信を持っていたのが「海底に亀裂が走っていること」です。
つまり、大陸は大きな亀裂によって分裂して移動していたことがわかったのです。
早速この内容を論文にまとめて発表しますがなかなか科学者たちは信じてくれません。
そこで新しく開発された水中カメラで海底を覗くと、確かに亀裂があり大陸移動説は確信のものとなったのです。
1957年、マリー・サープとブルースは北大西洋の海底地図を共同出版しました。
その20年後には「世界の海底」というタイトルで世界全体の海底世界地図を出版しました。
正直世界中の海底がどんな風になってるかなんて考えたこともありませんし、なんだがロマンがあってワクワクする話ですよね。
マリー・サープの懸命な研究と不屈の精神があったからこそ、今現在の世界地図が存在していると言っても過言ではありませんので、世界を代表する地質学者だったのです。
11月21日とはどんな関係が?
1998年11月21日に米国議会図書館がマリー・サープを「20世紀で最も偉大な地図製作者」に挙げました。
それで今日googleロゴになったんですね。
マリー・サープは癌を患い、2006年8月23日に86歳で亡くなりました。
大昔の人というよりは最近までご健在だったんですね。
世界地図を手がけたという功績もそうですが、男女の差別がまだまだ色濃く残る時代に女性でも活躍できることを証明した彼女がすごいと思います。
これを機に海底がどうなっているのか、ついでに海底の生物はどんな生き物がいるのか興味を持ってみるのもいいかもしれませんね。