9月7日のgoogleロゴが金素月に変更されました。
どうやら北朝鮮の有名な人物のようです。
今日の日付とどんな関係があるのでしょうか?
一体どんな人なのか、調べてみました。
金素月は北朝鮮の天才詩人
金素月は1902年9月7日に北朝鮮の北平安北道という場所に生まれました。
日本語読みだと「きん そげつ」
朝鮮語読みだと「キム ソウォル」
というようです。
9月7日、今日が118回目の誕生日ということでgoogleがお祝いしていたんですね!!
短い人生の中で200を超える作品を世に輩出した天才作家だったようです。
もともと恵まれた家庭で育ったわけではなく、ある事件によって精神疾患を抱えてしまう父の影響もあり、友達も少なくいつも独りでいたそうです。
金素月が詩人となるのは1920年のこと。
五山(オサン)中学校に通い、そこで出会った金億(キム・オク)という教師であり詩人の弟子となります。
その後文学雑誌に人生初となる「詩人の春」という作品を発表し、一躍有名人となります。
若くして有名となった金素月のことを周りは天才と呼び、その後も数々の作品を発表します。
1926年には東亜日報という新聞社を経営することとなりますが、思うように事業が伸びず資金繰りも大変になり3年で事業を辞めたそうです。
その後、酒に身を委ね、詩人としての活動もままならなくなり、1934年12月23日に服毒自殺でこの世を去りました。
32歳という若さでこの世を去ったのは非常に残念な出来事だったようです。
金素月を有名にした作品は「つつじの花」という作品
金素月の作品の中でも1番世間を賑わせたのが「つつじの花」という作品だそうです。
ロゴに描かれる花はつつじだったんですね!!
このつつじの花は1925年に金素月が発表した作品で、この時まだ23歳という若さです。
「つつじの花」という作品は愛と喪失と憂鬱を表現したもので、韓国の伝統的な民謡音楽と馴染みの深いリズムで多くの人に愛されたのです。
この詩をきっかけに金素月は韓国で最も貴重な詩人の一人と言われるようになり、韓国人の多くが彼の詩を暗記できるほどにまでなったそうです。
この活躍を後世に残すべく、1987年に金素月を称えて年に一度の詩の祭典にて「ソウォル詩賞」という賞まで作られたそうです。
これは韓国で最も権威ある賞の1つとしてみなされているのです。
日本では全然知らない方でしたが、韓国では英雄扱いされるような天才詩人だったんですね。
自ら命を絶ってしまったのは本当に残念なことですが、きっと韓国では今日金素月さんを称えて何かが行われているんでしょうね。
金素月さん、お誕生日おめでとうございます!!