ブラックでも借入できる人・できない人の違いは何?ブラックの種類と危険度まとめ集

金融用語で使われる「ブラック」という言葉。

1度経験してしまうとしばらくお金に関することで不利に陥ってしまいます。

しかし、ブラックと言えども種類はたくさんありますし、ブラックの重みもだいぶ異なるので一言でまとめてしまうにはちょっと違いがありすぎるのです。

ブラックでも借入ができる状態の人もいれば、ブラックで絶望的に借入できない人もいます。

この辺は何が違うのか?そしてブラックにはどんな種類があってどう重みが違うのか?

ブラックに関するまとめ記事ですので参考にしてください。

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ブラックの種類・期間・危険度

金融ブラックになってしまう金融事故の種類と、その最長期間、ブラックの重さを一覧表にしました。

種類 期間 危険度
申し込みブラック 6ヶ月 ★☆☆☆☆☆☆
長期延滞(解消済) 5年 ★★★☆☆☆☆
任意整理(完済) 5年 ★★★★☆☆☆
個人再生(完済) 5年 ★★★★☆☆☆
特定調停(完済) 5年 ★★★★☆☆☆
任意整理(返済中) 完済から5年 ★★★★★☆☆
個人再生(返済中) 完済から5年 ★★★★★☆☆
特定調停(返済中) 完済から5年 ★★★★★☆☆
自己破産 7〜10年 ★★★★★★☆
長期延滞中 解消から5年 ★★★★★★★

主なブラックの原因は債務整理です。

債務整理は任意整理・個人再生・特定調停・自己破産の4種類ですが、債務整理後の状況によってブラックの重さは異なり借入をするにあたっての危険度が異なります。

1つ1つ詳しく解説していきます。

申し込みブラック(危険度★☆☆☆☆☆☆)

申し込みブラックは金融事故とは少し違い、短期間に消費者金融への申し込みを繰り返すことで起きる短期的なブラック状態となります。

したがって6ヶ月も経てば情報はリセットして回復します。

申し込みブラックは債務整理や延滞をしていなくても、信用情報が普通の方でも陥る可能性があります。

※申し込みブラックに陥る目安

・1ヶ月以内に3社以上の消費者金融申し込みを行なっている

・1度に2社以上の消費者金融申し込みを同時に行なっている

申し込みブラックの期間中は一時的に借入がしにくくなってしまいますが、少し時間を置けばブラック状態は解除されます。

官報に掲載されるような金融ブラックではないのでご安心ください。

長期延滞(解消済)(危険度★★★☆☆☆☆)

クレジットカードや借入の延滞は61日以上遅れるとブラックリストの仲間入りをしてしまいます。

91日以上の延滞になるとさらにブラックの期間としては延長されてしまうので早期の解消が必要となります。

過去に延滞を繰り返してブラックになったとしても、既に延滞を解消していればブラックになっていたとしてもまだ軽傷で済むので借入に関してはチャンスがある方です。

ただし、延滞を解消してすぐに借入は若干難易度が高いので、延滞を解消してまだ支払いが残っている場合は3〜6ヶ月はしっかり返済履歴を作ってから申し込みをする方がいいでしょう。

新たに借入ができたとしても、また延滞を起こさないように計画的な返済を心がけてください。

任意整理(完済)(危険度★★★★☆☆☆)

任意整理は債務整理の一種で、債務整理の中でも利用者が多いようです。

弁護士を通じて返済期間の延長や利息の軽減を行うもので、法的措置をとって支払いを楽にしている出来事なので金融事故としては結構重い内容ですので貸金業者も警戒をしているものです。

完済しても最長5年は官報に名前が残るのでブラック状態なので、借入やローンを組む際にかなり不利な状況に変わりはありません。

ただし完済していれば返済履歴も残りますし、遅れがなく完済できていれば街金なら借入しやすい状態です。

プラスで収入もしっかり担保できていれば大手はダメでも街金でそこそこ借入できる見込みが立ちます。

任意整理する前に借入していた業者で再度借りることは難しくなりますが、新たに新規で違う街金に申し込んでみればブラックでも借りれるチャンスがあるような状態です。

個人再生(完済)(危険度★★★★☆☆☆)

個人再生も任意整理同様、債務整理の一種なので重めのブラックとして警戒されることは間違いありませんし、完済しても最長5年はブラック状態です。

借入を減額する措置なので任意整理とは異なったものですが、危険度は任意整理の完済と大きくは変わらないでしょう。

やはり街金なら借入できる可能性があるので、大手は諦めて街金に申し込みを入れてみるようにしましょう。

特定調停(完済)(危険度★★★★☆☆☆)

こちらも債務整理の一種で、完済しても最長5年はブラックなので借入は困難な状態ですが、収入が毎月安定していれば街金なら借入できるかもしれません。

任意整理や個人再生と重みはあまり変わらないでしょうから、上記とほぼほぼ同じ内容で考えていただいて大丈夫かと思います。

任意整理(返済中)(危険度★★★★★☆☆)

任意整理でまだ残債が残っている方は、完済している状態と比べたら相当借入が厳しい状態と言えます。

金融事故を起こして返済の負担を軽減しているのにまだ返しきれていない状態なので、そこに追加で融資するというのは貸金業者からすれば相当なギャンブルになるわけです。

任意整理返済中にどうしても借入をしたいなら、返済の実績を多少作ってからじゃないとおそらく即審査落ちになります。

街金を頼ったところで審査通過率は良くても5%ほどでしょう。

毎月安定した収入を作っておけばもしかしたら街金の審査基準で借入に至るかもしれません。

個人再生(返済中)(危険度★★★★★☆☆)

こちらも任意整理と同様に返済中は追加の借入は厳しいはずです。

借金を減額できていたとしても、減額して返済している人にまた貸してくれるような優しすぎる街金はなかなかありません。

返済をある程度進めてから申し込みに挑戦してください。

特定調停(返済中)(危険度★★★★★☆☆)

任意整理、個人再生とほぼ同様です。

しばらく返済実績を作り、安定した収入を得られている状態なら僅かな可能性はあるかもしれませんが、基本的にはかなり厳しい状態にあります。

自己破産(危険度★★★★★★☆)

債務整理の中でも最も重い金融事故であり、最長で7年間もブラック状態で履歴が残ってしまうのが自己破産です。

全ての資産を失うものの、自己破産前の借入を0にリセットできる最終手段なのでブラックにはなるものの残債がないので無借金状態で申し込みができます。

ただし、自己破産は貸金業者側も重く捉えており、そうそう簡単には借入できません。

自己破産に追い込まれるほどの大きな借金を負った・自己管理ができていないという見られ方をしますが、逆にリセットされたことで多少融資しても返済されるかもと思ってくれる街金もあるかもしれません。

結局のところ、最後は収入がどのくらいあるか?が肝心になってきます。

自己破産を経験していても収入が平均程度あり、生活が再建できそうとみなされればチャンスは残っています。

長期延滞中(危険度★★★★★★★)

延滞中の方は借入は100%できません。

まずは延滞を解消しなければどこも相手にしてくれないでしょう。

延滞を解消するために新たに借りて自転車操業していきたいという考えであれば流石に甘いでしょう。

延滞中なら借入ではなく「収入をアップする」ことに専念してください。

ブラックでも借入できる可能性がある人

★☆☆☆☆☆☆〜★★★★★★☆に該当する方はブラックでも借入できる可能性があります。

しかし、可能性としては3〜5%が妥当・よくでも20%くらいでしょうか?

ブラックのレベルに関係なく、借入できる可能性が高い方の特徴を知っておきましょう。

《雇用形態が正社員の方》

正社員=毎月の給料が一定金額&簡単に解雇される心配がない

お金を貸す側が1番安心する状態です。

もし自分が友達にお金を貸そうと思った時に「アルバイトで毎月給料が変わる&いつ辞めるかわからない」人にお金を貸すのは怖いですよね。

派遣社員や契約社員もいつ解雇されるかわからない状態ですから、契約上正社員として雇用されている方が貸金業者的には優遇されます。

※借入がしにくい雇用形態

派遣社員・契約社員・アルバイト・パート・自営業

《勤続年数が長い方》

勤続年数が長い=簡単に離職する心配がない・解雇される心配が少ない

貸金業者にとって怖いのは、債権者が無収入になって返済ができなくなることです。

仮に10年・20年勤続している方がいたらここ1〜2年で離職するとは考えにくいですが、勤続1ヶ月とか半年となるといつまた仕事が変わるか不安の部分が大きくなります。

さらにはなぜ転職したのか?仕事が長く続かない方なのか?という疑問すら湧いてしまいます。

街金の中でも「勤続11ヶ月以上が融資条件」と定めている所があるくらい勤続年数は審査において重要なポイントとなります。

会社都合の失業で勤続年数が短いとしても、しばらく働いてせめて1年以上は勤務してからの方が確率は上がるでしょう。

借入できない人の特徴

★★★★★★★に該当する延滞中の方は借入できません。

金融ブラックに関わらず、新規借入が不可能な方は他にもいます。

《総量規制オーバの方》

貸金業法には年収の3分の1以上の貸付は禁止という法律(総量規制)があります。

つまり毎月遅れることなく返済を続けていたとしても、既に借入金額が年収の3分の1相当ある人は追加の借入は見込めないということです。

もし新たに借入するとなると、現在の借入を返済して余白を生み出すか収入を上げて年収を拡大させるしかありません。

そうなった時点で新たな借入は不要かもしれませんが、自分の年収と借入総額を計算してみるといいでしょう。

《無職の方》

無職は当然ですが借入できません。

返済余地がないとみなされますので、何かしら職についていないと審査どころの問題ではありません。

これから仕事をするけど一旦お金が必要だから借りたい!!という考えは通用しませんのでまずは仕事にありついてください。

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