
9月1日のgoogleロゴが幸田文に変更されました。
久しぶりに日本人に偉人が登場です。
今日は幸田文さんの誕生日!!ということですが、、
一体どんな人なのでしょうか?
幸田文(こうだあや)さんは東京生まれの随筆家
幸田文さんは1904年9月1日に東京(現在の墨田区)で生まれました。
5歳の時、幼くして母親を失い8歳で姉を失ってしまいます。
自身は24歳で嫁ぐも、10年後に離婚。
父であり作家の幸田露伴(ろはん)を33歳の時に失ってしまったそうです。
若くしてご家族の不幸がつきまとった人生なんですね。
幸田露伴の没後は、父を追憶する文章を書き続け「雑記」「終焉」といった作品を発表します。
それが思いの外注目を浴びることとなり、その後も「父」「こんなこと」「みそっかす」などの作品を手がけ、随筆家として注目を浴びるようになるのです。
父の死をきっかけに作家への道に進んだ人なんですね。
1988年になると脳溢血を患い、自宅療養することになります。
その後、茨城県の老人ホームで過ごします。
1990年10月29日に心筋梗塞を発症してしまい、2日後の10月31日に86歳で死去。
平成2年まで長く生きられた方でした。
幸田文さんが残した名言
幸田文さんは1951年に出版した「みそっかす」という作品の中に、誰もが心に響く名言を残しています。
「あまえということは誰しもどこかに持っているらしい。すなおでなく、ちょっとぎこっとした構えのようなものを持っているのは、強いようにも考えかられるがその実あぶなっかしい性格であり、よいほどにすらりとあまえられる人のほうが、不潔なあまえにきぜんたる態度を辞して行かれるのではあるまいか。」
なるほど〜といった感想です。
このみそっかすという作品は、自身が若くして大事な家族を失ってしまった話や両親の話、学校の話など少女時代に過ごした幸田文の日常を描いたものです。
とても裕福とは言えない家庭の中で、家族を思った幸田文の人間性が滲み出ている作品のようです。
主に父の幸田露伴を中心に描かれている作品です。
100年以上前に生きた昔の偉人の作品を知る機会なんてなかなかないですからね。
こういうきっかけでどんな作品を書いていたのか、ちょっと気になってしまいますね。
幸田文さんのまとめ
かなり昔の偉人ということもあって情報はあまりなかったですが
父である幸田露伴の追悼文をきっかけに随筆・小説家となり、数々の賞を受賞する人気作家になられた方
ということはわかりました。
どの作品も両親や姉や弟とのストーリーを描いた、幸田文さんの生き方そのもののようです。
自身の経験や体験を執筆し、それが世の中で支持を受け人気になるってすごいことですね。
Amazonで人気の書籍も購入できるようなので、自宅時間を有意義に過ごすために読んでみるのもありかもしれないですね。